アナザーコード

アナザーコード 2つの記憶

アナザーコード 2つの記憶

DS初期の、推理物と銘打って発売されたゲームです。

ずーっと前に買っていたゲームなのですが、ようやく(一応の)クリアをしました。何回かやってみたのですが、ディーの謎がずっと明かされなくてなかなか歯がゆい思いをしていました。
ディーを成仏させることが出来て、やっと肩の荷が降りました。

推理物というほど、推理などはしません。むしろ、フラグ立てが面倒なたらい回しゲーと言った方がいいかもしれません。

(個人的に)このゲームの気に入っているところは

  • Nintendo DSの機器を活かした謎解きアクションの数々
  • 非常に好みのテイストのイラスト
  • 思わせぶりな伏線(わざと未消化)なストーリー

などです。

とくに、ゲームのストーリーは結構いろいろと想像力をかきたたせるようになっていてよいなぁと感じます。

なかでも、主人公のアシュレイはなぜディーが見えるのか、というのは興味深い謎です。ゲーム中でもそれらしい設定は言っていますが、それは99%フェイクだし、そうなると結構な愛憎劇だということが分かります。そして、親父のリチャードの逃避っぷり(お子さまぶり?)もまた倍増します。
それにしても、

  • ●●はなぜサヨコを殺したか
  • ジェシカはなぜサヨコを知らないといったか
  • リチャードはなぜアシュレイを愛することが出来るか
  • 船長は誰だったのか?(笑 (これがこのゲーム最大の謎です)

などなど、まったく語られていない思わせぶりなネタが満載のゲームです。

なんだか、ひねりまくっているし、拗ねたストーリーだけど、そういった話が好きなので凄く楽しめました。
最近のゲームは長すぎるので、このくらいの長さのゲームがお手軽でよいです。任天堂さんはあいかわらずよい仕事をしてくれます。